じゃあ一体誰がポジションを決めているのか
壁を撮るとき、わたしもあなたも
意識的に/そんなこと考えたことなくても
視野の中から、フレームを使って
世界をトリミングしています
(あなたは壁を撮らないかもしれないけど)
この、構図を決めトリミングしたところから
もうそれはコンポジション作品です
壁の外側に設置されている機能たちは、
それぞれ役割を持って配置についています
つまりポジションについています
機能や絶対的な必要性があってついた配置を
トリミングによって平面のうちに再構成する
これがわたしのいう
「ポジションのコンポジション」です
じゃあ誰が(何が)ポジションを決めているのか
壁の内側の間取り
壁の内側で起こる現象
壁の内側に置く機能
その設計や設置に携わる人々の仕事によって
外側のポジションは決まっていくのでしょう
壁がある ということは、
そこに内と外が仕切られます
配管や室外機などの配置から内側について
想像を巡らせることも楽しみの一つです
ポジションのコンポジションは
そういう遊びの名前とも言えます
0コメント